視界は悪く思いがけないトランジションやバンプがそこらじゅうにある。新しいルール、新しいエクイップメントの必須要件と厳格に施行された境界エリア。われわれのほとんどが、ここ9ヶ月以上は底なしパウダーを食っていないという生活コンデション。
ボーダーとして幸運だったのはこの異常事態でもトレーニングを怠らない生活を続けていたこと。障害をさっとかわし方向をクイックに変える。そしてへんてこなトランジションを耐えてスィートスポットへ…そんなことをやってきた。君の目指すものがヴァージンパウダーか、大空へ飛び出すカリカリのランプか、思わず掴んだハンドレイルか、雪面に顔面スレスレでボトムのスロープを滑走するか、ボーダーは文字通り障害をターンでかわして好機へとまっしぐら。君はもう理解している。それはやっかいなコンデションやスケッチーなトランディションからの最高の瞬間に出会うための方法だ。願わくば君がこのようなトレーニングを日課とし、メンタルを鍛えポジティブな姿勢を持ってくれていたらと思う。
膝を曲げ、脚に光を当てる。もし森の木に衝突したくなかったら、木を見つめて「木にぶつかってしまう」なん考えないこと。思うからそうなるんだ。そのかわりに木々の間のふんわりしたところに集中してラインをイメージし、「おいしそう!そこをいただき!」そうすれば君はとれたての果実を味わい、思いっきりの笑顔となる。それが最高か最悪のコンデションだろうと。
率直な話、スノーボーディングは最高のアウトドアスポーツでストレスを発散してメンタルの健康を保ってくれる。その瞬間を味わい、血を沸かす。チェアリフトが営業していようといなくとも、飛行機が飛ぼうとも飛ばなくても、とにかく雪は降る。それが薄化粧か、恵まれ過ぎた深雪だろうと、わたしたちはそこをスライドする術(すべ)を見つけ出し超絶に楽しい時間を過ごす。プロセスをシンプルにすることで新しい展開が見える事ってしばしば起きる。わたしたちの愛するスノーボーディングのシンプルな動きが新鮮な評判を得て、新しい予見をリードすることだってありえるのさ。